どろろ

あまり注目していなかったが、評判がかなりいいようなので
PS2の「どろろ」を買ってみた。
原作を知らない人にとっては、タイトルのせいで買い控えしそうな気がする。
実際プレイしはじめてみたら評判通りで、ものすごくはまってしまった。
プレイ日記を書こうと思っていたのに、面白くてそのままクリアしてしまったとさ。


最初の内は能力も弱く、なかなか敵を倒せないので魔神を倒すのに
一苦労していたが、部位を奪還するごとに少しずつ強くなっていくので
ある種のカタルシスを感じた。
48体も倒すなんて大変だなと思っていたが、意外に早かったかも。
ただ、律儀に隠し魔神を倒していくよりは完全に無視して、本筋の魔神だけを
相手にしていった方が、百鬼丸のパラメータがそんなに高くならないので
難易度が上がってゲーム的には楽しめるかもしれない。
ここらへん、プレイヤーの自由なのでいい感じ。


実は原作を読んだことはなかったが、さすが手塚治虫といったところで
設定やストーリーがしっかりしているため、ゲームとしてだけではなく
お話としても楽しめた。
原作の当時は斬新でも、今となってはある種使い古されたストーリー展開のため
先読みできたりするのだが、それで面白さが半減することがないというのがすごい。
あらためて、最近の漫画やゲームがいかに中身がスカスカで練られていないのかを
嫁とともに再認識しまくった。


ゲームをクリアして、原作を読みたいと思ったのは始めてかも。